KΛZのデュエルターミナル-DT(Duel Terminal)テーマデッキ
第5弾【A・O・J/Ally of Justice】
概要
- 背景ストーリーの関係で対ワーム、即ち対光属性・対裏守備・対リバース効果が強調されたテーマです。が、それらの効果は全く強くありません
- 効果が強くない以上、それ以外のスペックに注目する必要があります。幸い闇属性・機械族はサポートが優秀なのでその点を生かしたい所です。が、その場合、今度はわざわざA・O・Jに拘る理由がありません
- 現状この構築は極めて合理的な純A・O・J。1つの完成形だと自負しておりますが、極論このデッキはA・O・Jを全て抜いた時に初めて完成となります(失敗作)。もうこれ以上は新規が来ないとどうしようもないです・・
採用カード解説
モンスター
《A・O・J D.D.チェッカー》
メインAOJ最強のカード。光属性の特殊召喚を封じるエース、滅多に使いません
《A・O・J サイクルリーダー》
サイドでたまに見るAOJ。墓地の光属性を除外する手札誘発、滅多に使いません
《デビル・フランケン》
あと1週間の命。LPを削りながらサイパニまで自然に繋がります
《ツインバレル・ドラゴン》
デスペラードで握る、それだけ。手札にくんな
《BM−4ボムスパイダー》
概ね全てのAOJより強い。汎用Lv4闇機械としてピン
《デスペラード・リボルバー・ドラゴン》
このデッキの切り札 その1。三投以外あり得ないです
《宵星の騎士ギルス》
このデッキの核。副葬クリマクス→ギルスクリマクス→ブラボンorデスペラード
《マシンナーズ・アンクラスペア》
各種素材要員。相手ターンにクリマクスで起動、制約が解けた返しでRk4Xを狙う
《マシンナーズ・ルインフォース》
このデッキの切り札 その2。アンクラで展開ついでに構える、手札にくんな
《ブラック・ボンバー》
釣り上げLv3T。ここからカラクリ連続SやL2に繋げる、三投はちょい重い気がする
《カラクリ守衛 参壱参》
カラクリLv4T。無零から繋いでサイパニを出すのに必須、だから手札にくんな
《カラクリ小町 弐弐四》
カラクリLv3T。無零から繋いでLv10Sを展開、やはりウマ娘と承影が強いので
《亡龍の戦慄−デストルドー》
可変T(Lv7S製造機)。3枚目のブラボン的な立ち回りが多いか
《増殖するG》
《灰流うらら》
《屋敷わらし》
TSUYOI
魔法
《死者蘇生》
《心変わり》
TSUYOI
《アイアンコール》
2枚目の死生。展開力に乏しいため採用、ここは好みかなと思う
《おろかな副葬》
ギミックの核。準制が痛すぎた、、クリマクス打ち切ったら風を埋めよう
《三戦の号》
3枚目の副葬。択はそれなりにあるので・・
《ツインツイスター》
バック除去。手札に来たクリマクスを処理できるので帚より優先
《墓穴の指名者》
《禁じられた一滴》
TSUYOI
《竜の渓谷》
デストルドーにアクセスするカード。手札にきたゴミを処理できて一石二鳥
罠
《バージェストマ・レアンコイリア》
4枚目のクリマクス。速攻で撃ち切ってしまうのでこんなカードでも採用圏内
《迷い風》
モンスター効果対策。巨神封じの矢とは好みで
《オルフェゴール・クリマクス》
ギミックの核。全てのAOJを握れるため採用するAOJを最小限に抑えられる(皮肉
エクストラ
《テセウスの魔棲物》
1kill用。デビフラから展開して無零からの参壱参からのサイパニ85打点オラァ!!
《ダーク・ダイブ・ボンバー》
LP1400以下ならリーサル。クリマクス下でも出せる貴重なEX枠
《カラクリ将軍 無零》
機械テーマの汎用S。Lv10S, Lv11Sへの中継、昔からずっとお世話になってる
《サイバース・クアンタム・ドラゴン》
汎用Lv7S
《フルール・ド・ウマ娘》
汎用Lv10S
《相剣大公−承影》
もう一人の汎用Lv10S。なんとびっくりクリマクスがフリーチェーンなので
《サイコ・エンド・パニッシャー》
フィニッシャー。コイツはデビフラ逝ってもフツーにスタメンです
《アーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》
高火力セット。闇Lv4を多用する構築なので是非とも狙いたい
《宵星の機神ディンギルス》
汎用Lv5S。ギルス+星遺物トークンの2体でシンクロできる最強のAOJ
《トロイメア・フェニックス》
汎用Lk2
《オルフェゴール・ガラテア》
ディンギの下敷き
《ブルートエンフォーサー》
汎用Lk2。心変わりで除去しながら手札にきたクリマクス切るのが理想
《閃刀姫−アザレア》
除去要員。クリマクス下でも出せる貴重なEX枠、つまり実質AOJ新規
構築論
①現代遊戯王において、「属性操作するカード」「それによってアドバンテージを得られるカード」の2枚を前提とした構築を考えるのは極めてナンセンスだと思う
これ(来日前の)サブテラーなんかもつい「表示変更するカード」を入れようとする思考に陥りがちでしたが、今の遊戯王でそんな事してる余裕ないです(断言)。現代のテーマはこの2つを1枚のカードでできるのが当たり前というか、そのくらいのカードパワーを持ってると言って差し支えないです。もっとはっきり言えば正直9期の時点でもうそんな印象でしたわ。【A・O・J】でもカジュアルなら8期の中堅テーマくらいまでは工夫と相手の事故次第で何回かに1回勝てるビジョンが見えてたのに、9期テーマにはもう絶対に勝てない、そんな感じ(実体験に基づく)
それに現プールで採用に値する「属性操作するカード」がそもそも個人的に存在しないと思ってて、例えば《いろはもみじ》、確かにLv7Sは出せるけどその横にもう1体AOJ置く余裕なんか相手の忖度がなければ到底ありえません。属性操作に特化するような思考は一旦忘れる事をお勧めします
②ピンポイントメタが売りだというのならそのピンポイントで欲しい時だけ使えばいいじゃない?
結局、これが現構築に至った大きな理由になるわけなんですが、全AOJどころか全てのAOJより強いデスペラードみたいなパワーカードを握れる《オルフェゴール・クリマクス》という超強力なサーチカードが登場したおかげで、特に構築を歪める事なく自然にAOJを光メタカードとして採用する事ができるようになりました。AOJは添えるだけ、もう自分から敵を作る必要はないのです(悟り)
誤解してはいけないのが、これは(ごく一部の)AOJの光メタ性能が他で替えの利かない優秀な効果だからこそこの構築論が成立しているのだという事です。ドラクエ8のタンバリンさんがククール係に最適である事例に似てる気がします
コンボ・展開例
↑2年前に作った紹介資料なので現在の構築とは少々異なりますが、このテーマに関して俺が言いたい事は概ね全てここに書いてあります。
役割毎に分けると大体こんな感じ↓
①汎用カード
②クリマクスを墓地へ送る手段
・デッキから 副葬ギルス
・手札から ツイ一滴渓谷(トルドー心変わり→Lk2)
・除外状態から レアンコイリア
③クリマクスからの選択肢
・ギルスガラテアディンギ、アザ
・アンクラルイン、アベリオン、アザ
・ブラボンLv7S、アザ
・デビフラテセウスブレイ313サイパニ
・デスペラード→ツインバレル
・汎用闇機械(D.D.チェッカー、サイクルリーダー、ボムスパイダー)
特に目立った面白コンボとかは無く【闇機械GS】を地で行くような構成です。AOJが主役かと言われると絶対にそうではないけど(笑)、AOJを活かすための1つの境地ではあると考えてます。逆にこの2枠AOJ以外に何入れる?ってハナシ
◎その他 相性良さげなカード(抜粋)
現状採用してないけど密かに注目してるカードをいくつか紹介します
自壊効果持ち。勝手に爆ぜるのでコレをトリガにワイゼル等を展開する
《モーターシェル》
展開要員。緩い条件でリンク数を伸ばせるがブラボンやデストルドー前提か
《帝王の轟毅》
属性変更。副葬で捨てて即座に起動できるのが現在のコンセプトに合ってはいる
《表裏一体》
光・闇テーマ専用呪文。デスペラード→サイバーツインとか?
《マジカルシルクハット》
副葬の代替品。即効性はないが一気に2枚落とせるのは強そうに見える
自分語り
AOJが2枚しか入ってないのに【A・O・J】デッキを名乗るとは何事か!と思ってる画面の前のみんなに自分語りいっすかね?、自分少なくとも2011年頃(タッグフォース6の頃)には既にDTテーマのフォローしてて、当然【A・O・J】についても10年以上研究しております!
今ならゲートボールとか、そういう資料的な価値?があるだろうということで年代ごとの【A・O・J】デッキの変遷について紹介しようと思います
◎(恐らく)2011年3月制限の【A・O・J】デッキ
この当時の構築は本当に初期の頃のやつでタッグフォースでよく遊んでましたね~
下級闇機械で比較的高打点のチェッカーやドゥルダ(=オピオンキラー)で戦いつつ、最前線で後続のクラッシャーやチューナーを展開(=殴り返しにも強い)。切り札は《AOJダークアームドドラゴン》。あわよくばDNA移植コアデスで除去ビート、みたいな感じ。若いね
つか最初期はブラボン入れてなかったのか(驚愕)。バカなのかしら・・。アンリミッターはLv2非Tなのでブラボンから合計Lv7並べたタイミングで蘇生札でアンリミ出すとトリシューラ出せたり。当時はダムドやトリシュ出せたら勝ちみたいなとこあったので・・
◎(恐らく)2016年1月制限の【A・O・J】デッキ
基本的にはやること一緒ですね(苦笑)、5年前から何も成長してない・・。細部ちょっとブラッシュアップされたかな?って感じ
最前線の序列:ドゥルダ(18)>チェッカー(17)>サッカー(16)>バードマン(14)>コアデス(12)>クラッシャー(10)>アンリミ(6)>ブラボン(1)>アンノウン(0)
よくよく見返してみるとこの当時の自分は無零からカラクリT展開するの嫌だったみたいですね(笑)。捨てよう、そんなプライド(まー当時のLv10Sはロクな奴がいなかったし仕方ない気もする)
AOJ自体6期から全く強くならないし、8期は征竜パワーで一瞬だけ地水炎風テーマは強化されたりもしたけど、闇属性のAOJは何も・・、んで9期から絶望的にカードパワーがインフレしたせいで弱小DTテーマはもう全く戦えなくなってしまいましたorz
◎2021年1月制限の【A・O・J】デッキ
ど う し て こ う な っ た
いや~【キース】と【オルフェゴール】のパーツが都合よすぎたんすわ、俺個人的に出張パーツてんこ盛りデッキみたいなの大嫌いなんすけど(笑)、デスペラードをクリマクスで受け札として使ったり、クリマクスをサーチ目的でガン積みしたり、って本来の使い方とはちょっとズレるから出張ではないのでは?、みたいな解釈で採用するに至りました。カラクリギミックに関しても【カラクリ】でブラボンなんか採用しますか?できますか?って、そういう自己暗示でやってます
全てはAOJというテーマが闇属性・機械族という恵まれたステータスだからこそできた賜物。つまりこれは歴とした【純 A・O・J】デッキってわけ。わかる?、わからない?、そう・・
因みにフォロワーS氏の【エクソシスター(マルファ登場前)】に(初見殺しという名の)勝利を収めました。ちゃんとチェッカーが仕事したのでやはりこれは誰が何と言おうと【A・O・J】です Q.E.D.
総括
なにやらゲーム作品の方でこのテーマにスポットライトが当たるような話を聞いたので、注目されたらいいなぁ・・、と、打算で書き上げました(笑)。まぁちょうどデビフラ禁止もありそうだし資料的価値を残すべくデビフラテセウス無零参壱参サイパニ1killの件についても触れたいと思ってましたしー
AOJは結構推しテーマなんですよねー。一部モンスターのボデーに「AOJ」ってペイントされてるのが萌えます。あとチェッカーの攻撃モーションくそカッケェ。個人的に現状このテーマに一番欲しい新規カードは2枚目のギルスですね、準制限よろです
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written by KΛZ